アルファードのエンジンをかけたのに、後部座席の子供から「パパ、YouTubeが見れない!」と言われて、慌ててiPhoneの設定画面を開く…。せっかくのドライブなのに、毎回この作業が発生すると、小さなストレスが溜まりますよね。
お気持ち、痛いほどわかります。
でもご安心ください。その毎回の面倒な作業は、iPhoneの標準アプリ「ショートカット」を使えば、たった10分で”ほぼ”完全に自動化できます。
この記事では、月額1,100円の公式オプションは不要で、乗車時の自動ONはもちろん、降車時の「自動OFF」まで設定することで、バッテリーやセキュリティの心配も解消する具体的な手順を、どこよりも分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたも面倒な手作業から解放され、アルファードにふさわしいスマートなカーライフを手に入れているはずです。
【ご注意】 この記事で紹介する方法は、iOS 15以降を搭載したiPhoneを想定しています。お使いのOSのバージョンや設定によっては、挙動が一部異なる場合があります。
【比較】アルファードのWi-Fiは公式オプションよりiPhoneテザリング自動化が賢い?
「そもそも、トヨタのT-Connect契約で利用できる『車内Wi-Fi』オプションがあるんじゃないの?」
そう思われる方も多いでしょう。公式オプションの契約と悩むところです。月額料金と自分の利用頻度によっては、手持ちのiPhoneを賢く使う方が、圧倒的にコストパフォーマンスも満足度も高いことがあります。
iPhoneのテザリング機能と、トヨタのT-Connectで提供される「車内Wi-Fi」オプションは、車内でインターネット環境を構築するという点では同じですが、コスト構造と利便性が全く異なります。
両者の違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | iPhoneテザリング自動化 | T-Connect「車内Wi-Fi」オプション |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 0円(ご自身のスマホプラン内、※テザリングが利用可能なプラン契約が別途必要) | 1,100円(税込) |
| 契約 | 不要 | T-Connect契約に加え、別途申込が必要 |
| データ容量 | ご自身のスマホプランに依存(※データ無制限プランでない場合、通信速度制限に注意) | データ通信量 上限なし |
| 利便性・安定性 | ・スマホのバッテリーを消費する ・スマホの電波状況に依存する ・iOSの仕様で自動OFFになる場合がある | ・スマホのバッテリーを消費しない ・車載専用通信機(DCM)で安定した通信 ・乗車中は常時利用可能 |
| こんな人におすすめ | ・利用頻度が低い、コストを最優先したい方 ・スマホがデータ無制限プランの方 | ・データ容量やスマホのバッテリーを一切気にせず使いたい方 ・家族など複数人での利用が多い方 |
このように、コストを最優先し、ご自身のスマートフォンのデータプランに余裕がある方にとっては、iPhoneを活用したテザリングの自動化が賢い選択と言えるでしょう。年間で13,200円の節約になるだけでなく、新たな契約の手間もかかりません。
ただし、スマートフォンのデータ容量やバッテリー消費を全く気にしたくない方、常に安定した接続を求める方にとっては、月額1,100円の公式オプションも十分に価値のある選択肢と言えます。
【iPhone版】アルファードのテザリングを完全自動化する3ステップ設定
それでは、いよいよ具体的な設定手順に入りましょう。ここからの手順は、iPhoneのスクリーンショットを交えて解説しますので、ぜひご自身のiPhoneを片手に、一緒に進めてみてください。
ステップ1:アルファード乗車時にiPhoneのテザリングを自動でONにする
まず、アルファードのエンジンをかける(Bluetoothに接続する)と、自動でテザリングがONになるように設定します。
- iPhoneの「ショートカット」アプリを開きます。
- 画面下の「オートメーション」タブをタップし、「+」ボタンを押して「個人用オートメーションを作成」を選択します。
- トリガー(きっかけ)の一覧から「Bluetooth」を選びます。
- 「デバイス」の「選択」をタップし、ご自身のアルファードのBluetooth名(多くの場合「CAR MULTIMEDIA」)を選択して「完了」を押します。
- 「アクションを追加」をタップし、検索窓に「インターネット共有」と入力します。
- 出てきた「インターネット共有を設定」をタップします。
- 「”インターネット共有”をオンにする」と表示されていることを確認し、「次へ」をタップします。
- 【重要】 「実行の前に尋ねる」のスイッチをオフにし、確認画面で「尋ねない」を選択します。
- 最後に右上の「完了」をタップすれば、自動ONの設定は完了です。
ステップ2:【重要】降車時にテザリングを自動OFF|iPhoneのバッテリーと通信を守る
次に、エンジンを切ったときにテザリングを自動でOFFにする設定です。
自動OFFの設定は、絶対に忘れないでください。
なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、駐車場でテザリングがONのままになりバッテリーを無駄に消費するだけでなく、意図しない第三者からの接続試行といったセキュリティリスクも生むからです。このひと手間が、余計な心配事をなくしてくれます。
設定方法は、自動ONとほとんど同じです。
- 再度「オートメーション」タブで「+」ボタンを押し、「個人用オートメーションを作成」→「Bluetooth」と進みます。
- デバイス選択で、先ほどと同じくアルファードのBluetooth名を選びます。
- 【重要】 次の画面で、「接続されているとき」ではなく「接続が解除されているとき」にチェックを入れ、「完了」を押します。
- 「アクションを追加」から、同じく「インターネット共有を設定」を選びます。
- 【重要】 アクションの詳細画面で、青文字の「オン」の部分をタップし、「オフ」に変更します。
- 「次へ」進み、「実行の前に尋ねる」をオフにして、「完了」をタップします。
これで、エンジンを切れば自動でテザリングがOFFになります。
ステップ3:動作しない?iPhoneテザリング自動化の確認とチェックポイント
設定が完了したら、一度アルファードのエンジンを切り、再度エンジンをかけてみましょう。iPhoneの画面上部に緑や青のテザリング中アイコンが表示されれば成功です。
もし、うまくいかない場合は、以下の2点を確認してみてください。
- チェック1: ステップ1と2の最後で、「実行の前に尋ねる」をきちんとオフにしましたか?
- チェック2: 初めてこのオートメーションが実行される際、iPhoneに「”ショートカット”が通知を送信します。よろしいですか?」という通知が表示されます。これを必ず「許可」してください。見逃してしまった場合は、「設定」→「ショートカット」→「通知」から許可できます。
ほとんどの失敗は、このどちらかが原因です。
アルファードとiPhoneのテザリング自動化に関するよくある質問(FAQ)
アルファードとiPhoneのテザリング自動化に関するよくある質問をご紹介します。Q1. 30系/40系アルファードでも使えますか?
A.はい、使えます。Bluetooth機能が搭載されているアルファードであれば、どのモデルでもこの設定は有効です。
Q2. Androidでもできますか?
A.Androidにも「Tasker」や「MacroDroid」といった同様の自動化アプリがあり、同じような設定が可能です。ただし、設定方法は異なりますので、専用の解説記事をご参照ください。
Q3. 自動でテザリングがONになった後、勝手に切れてしまいます。
A. それはiPhone(iOS)の仕様である可能性が高いです。iPhoneのインターネット共有は、他のデバイスからの接続がない状態がしばらく続くと(一般的に90秒程度)、バッテリー節約のために自動的にオフになります。そのため、乗車後にできるだけ早く後部座席の端末などをWi-Fiに接続する必要があります。もし切れてしまった場合は、再度手動で接続操作が必要になることがあります。これは本記事の自動化設定では避けられないiOSの仕様です。
Q4. バッテリーの消費は激しくなりますか?
A.テザリング中は通常よりバッテリーを消費しますが、今回設定した「自動OFF」機能により、車から離れれば自動で切れるため、無駄な消費を最小限に抑えることができます。
まとめ:iPhoneでアルファードのテザリングを自動化し、快適なカーライフを実現しよう
今回は、iPhoneの「ショートカット」アプリを使って、アルファードのテザリングを自動化する方法をご紹介しました。
- 乗車時に自動ON、降車時に自動OFFの設定が可能
- かかる費用は0円で、T-Connectのオプションより経済的
- 一度設定すれば、毎回の面倒な手作業から解放される
これで、あなたはもう面倒な手作業に悩まされることはありません。アルファードのオーナーにふさわしい、スマートで快適なドライブを存分に楽しんでください。
さあ、この記事をブックマークして、今すぐあなたのiPhoneで設定を始めましょう!快適なインターネット環境が手に入れば、次はFire TV Stickなどを接続して、後部座席を最高のシアターにしてみませんか?