運転中に「ゴツン」という音。車を停めて見ても傷はない…。でも、心臓はドキドキしたまま。「もしかして、当て逃げに…?」その不安、本当に辛いですよね。
でも、もう大丈夫。結論から言えば、傷がなくても警察に連絡するのが、あなたにとって唯一の正解です。
この記事は、あなたの「当て逃げかも」という心臓に悪い不安を5分で消すために書きました。傷がなくても警察に連絡した方が”絶対”に安心な理由と、その全手順を、これから丁寧にお伝えします。
この記事を読み終える頃には、あなたのパニックは自信に変わり、今すぐ何をすべきかが明確になっています。
まず、落ち着いて。その不安は「真面目なドライバー」の証です
運転中に「ぶつけたかも」と感じた後、一人で車の中で「どうしよう…」と悩んでいるのではないでしょうか。その不安な気持ち、私には痛いほど分かります。
多くのドライバーから「こんなことで110番したら、警察に迷惑がられませんか?」という声をよく聞きます。その声の裏には、事を大きくしたくないという気持ちと、警察への漠然とした恐怖心があるのですよね。
でも、心配はいりません。警察はそのためにいるのです。
そもそも、あなたが今そのように不安を感じている時点で、あなたは決して無責任なドライバーではありません。むしろ、非常に真面目で、責任感の強いドライバーである証拠です。ですから、まずは深呼吸をして、自分を責めないでください。
「傷なし」でも警察に連絡するのが、あなたを守る唯一の方法です
なぜ、傷がなくても警察に連絡すべきなのか。それは、あなた自身を未来のトラブルから守るためです。
日本の法律である道路交通法は、交通事故が起きた際に運転者が警察へ報告する義務を定めています。この報告義務と法律の関係が、あなたの行動の最も重要な根拠となります。
ここで大切なのは、道路交通法には「傷があったら」とは書かれていない点です。つまり、法律上の報告義務は、車の傷の有無とは関係なく発生します。
この報告義務を自己判断で怠ってしまうと、後から相手が見つかった場合に「当て逃げ(報告義務違反)」と判断されるリスクが残ります。報告義務を果たさないことが、当て逃げという罪に繋がる可能性があるのです。
ですから、警察に連絡するという行為は、この最悪のリスクからあなた自身を守る、唯一で絶対の保険なのです。
【警察への電話】完全トークスクリプトと、その後の流れ
「警察に電話すべきなのは分かったけど、何をどう話せばいいか分からない…」当然ですよね。110番に電話するのは、誰でも緊張するものです。
でも、大丈夫。以下のトークスクリプトをそのまま真似して話せば、スムーズに状況を伝えられます。
あなた: 「お忙しいところすみません。事故かどうか分からないのですが、相談させてください」
警察: 「はい、どうしましたか?」
あなた: 「先ほど、〇〇市〇〇町の〇〇(目印)あたりを運転中に、『ゴツン』という音がした気がします。車を停めて確認したのですが、自分の車にも周りにも傷は見当たりません。ですが、万が一のことを考えてご連絡しました」
警察: 「分かりました。お名前と、今いる場所を教えてください」
これだけで十分です。正直に「分からない」と伝えることが、何より大切です。
「傷がないから大丈夫だろう」という自己判断だけは、絶対にしないでください。
なぜなら、その安易な自己判断が原因で、数日後に「当て逃げ」の容疑者として扱われ、涙を流すことになるためです。その一本の電話が、あなたの未来を守ります。
また、警察への連絡には2つの窓口があります。状況に応じて使い分けましょう。
| 種類 | 目的 | 緊急性 | こんな時に |
|---|---|---|---|
| 110番 | 事件・事故の緊急通報 | 高い | 明らかに何かにぶつかった、相手がいる、交通の妨げになっている |
| #9110 | 警察への相談ダイヤル | 低い | 今回のように、事故かどうかの判断に迷う、緊急ではないが不安 |
「ぶつけたかも…」初心者のよくある質問(FAQ)
最後に、運転初心者の方が抱きがちな質問にお答えします。
Q1.警察に連絡したら、点数が引かれたり、保険料が上がったりしますか?
A.いいえ、心配いりません。相手がおらず、物も壊れていない「事故不成立」となれば、点数が引かれることはありません。また、保険を使わなければ、当然保険料も上がりません。警察への報告は、あくまで事実を記録に残すための手続きです。
Q2.もし相手がいない(電柱や壁など)場合でも連絡は必要ですか?
A. はい、必要です。たとえ相手が物であっても、道路上の安全を確保し、他人の財産を傷つけた可能性がある以上、警察への報告義務は発生します。
Q3.音はしたけど、結局、自分の気のせいだった場合はどうなりますか?
A. 全く問題ありません。警察官が現場を確認し、何もなければ「事故の事実は認められませんでした」として処理が完了するだけです。むしろ、プロの目で確認してもらうことで、あなたは本当の意味で安心できます。
まとめ:正しい知識で、明日から安心して運転しよう
ここまで本当によく読んでくれましたね。
「ぶつかったかも」と感じたら、傷がなくても警察に連絡する。それが、あなたを「当て逃げ」のリスクから守り、道路交通法が定める報告義務を果たす、唯一の正しい行動です。
あなたはもう、何をすべきか知っています。その一本の電話が、未来のあなたを救います。勇気を出して、受話器を手に取ってください。
もし緊急性が低いと感じ、電話の前に相談したいなら、まずは警察相談専用電話「#9110」に電話してみましょう。専門の相談員が、きっとあなたの不安を優しく受け止めてくれます。
[参考文献リスト]
- 道路交通法: e-Gov法令検索
- 警察庁Webサイト:警察相談専用電話 #9110番